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失ばはれた地平線 [オペラ・バレエ]

オペラの場合楽譜が残っていれば何とか上演は可能だけど,バレエって恐ろしいほど早く忘れ去られてしまうものなのね.
ダンスマガジンを読んでたら,「ラ・シルフィード」の特集記事があって,シルフィードが現在上演されるように至った経緯が書いてあったのだけど.
(シルフィードに関してはダーリンがここに詳しく書いてます.)
パリのラシルに感激したデンマーク人のブルノンヴィルがデンマークでの上演を試みたものの,著作権その他が解決できなくて上演できず,同じような台本で全く別の作品を作り上げて,今言うところの「ラ・シルフィード」になったのね.通常ラシルといったらこっちを指すらしいの.
おフランスのピエール・ラコットが文献を漁ってオリジナルのラシルを復元して1972年に上演したけど,当然ながらブルノンヴィル版とは音楽も振り付けも違うらしいの.
(ダーリン訂正があったらよろしく)
先日DVDが出たオペラ座のガニオくんラシルも,今年東京バレエ団が同じくガニオくんで上演したのもラコット版だわね.
パリのラシルが失われていた間,ロシアでは上演されてたらしいけど.
同じように「ジゼル」も長い間パリオペラ座のレパルトワールから外れていたのに,マリインスキー劇場で続けられていたから現在に至る・・・らしいわね.
あたくし,バレエ初心者だからいちいち「へぇ」なのよ.
ま,オペラも版の問題が色々あるけど,バレエのほうが凄いわね.
版の問題ならブルックナーの交響曲になるともっとややこしくなるけど.
今週末は久しぶりに劇場に行く予定がありません!


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