トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団公演☆☆☆☆ [感想2005]
2005年6月12日トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団公演☆☆☆☆於 ゆうぽうと
テレビでは何度も見ていたけど,実演を見るのは初めてでした.
さすがに本物のバレエ団と比べると見劣りするところも多いけど(足が開かない,リフトができない)けど,そこを逆手にとっておもしろおかしく仕立ててます.
Fish diveで女性を舞台にたたきつけるなんて面白かったわ.
- 第一部
- 白鳥湖第二幕
- 第二部
- パキータ パ・ド・トロワ
- 海賊 パ・ド・ドゥ
- 瀕死の白鳥
- 第三部
- ライモンダ第三幕
パ・ド・ドゥやトロワは大柄の女性と小柄の男性(どっちも男性だけど)の踊り手を絡ませることによって,体格的に絶対リフトできないような設定にして,強引に持ち上げてヨロヨロしたり,プレパラシオンを全力疾走したり,黒衣が手伝ったりと笑わせる設定になってます.
瀕死の白鳥はチュチュから羽根ががこぼれ落ちるお決まりの振り付け.
でも,今朝たまたまアナニアシビリの瀕死を見たばかりだから羽の動きがいまいち.
ライモンダで見てみると,基本的にプティパの振り付け通りです.
グラン・パ・クラシク・オングロワの出だしのところで足を思いっきり上げるところ,ザハロワだとほとんど顔の横まで足が上がるのですが,もちろんトロックスのメンバーは上がりません.そこで,男のダンサーが手で持ち上げます.
その後のヴァリアシオンはキメのポーズを思いっきり派手に決めます.しつこいほど決めます.果てしなく決めます.
ライモンダのヴァリアシオンはほとんど笑わせるところはなく,ボリショイと全く同じ振り付けで踊ります.手も叩きます.
今度が20回目の来日とかで,固定客も多そうですが,おまえら本物のバレエ見たことあるのか?
本物を知っているとなおさら面白いと思いました.
一流の芸術家集団とは言い難いけど,それなりに実力もあるし,何しろ笑わせてくれるから,毎回行こうと思わないけど,それなりにお勧めです.
ま,ライモンダフェチのあたくしとしてはライモンダが見られれば良いのだけど(今年4回目のライモンダ第三幕)
来月はABTで全曲版だ!
今朝と来週の「題名のない音楽会」はバレエ特集です.新国バレエ団が踊ります.
引退した志賀三佐枝さんもニキヤを踊ってました.
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